【Vectorworks】光源の色温度

光源・照明

光源ツールには色温度のパラメーターがありますが、色温度を入力すると極端な色表現になってしまいます。

データパレットから色温度を入力したもの

下記サイトの色温度と比較すると4000Kがかなり青く出ていることがわかります。
https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/plam/knowledge/point/point01.html

放射光オプションで4000Kを白に調節することもできますが、この場合2700Kの赤みが強くなります。

使用する光源の色温度が複数ある場合や、色温度がわからない場合は色温度オプションを使用せず、属性パレットのカラーパレット『PolyColor』から『PolyColor A-(暖色系)』『PolyColor B-(寒色系)』を使用すると微調整しやすいです。

色温度を使用せずカラーパレットから色設定した場合

PolyColor は本来、舞台照明の色付けや色温度変換に使用されるものですので、本来の使用用途と異なりますが、色温度を簡単に微調整することができます。

  • 色温度がわかっている場合:色温度を数値入力して、ホワイトバランスで微調整
  • 色温度がわからない場合 :PolyColor で色味を調整

設計時に器具選定まで求められない場合や、照明は専門業者に外注している場合などは、PolyColor を使って感覚的に調節しても良いでしょう。

SACO

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Vectorworks 歴13年。『明日から使えるテクニック』をテーマに一般書籍には記載されない、実践的な知識やTipsを発信しています。

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筆者プロフィール: JR東海 建設工事部 建築工事課 にて新大阪駅リニューアル工事を担当。イベント・展示会制作会社を経て、2015年に独立。 あらゆる業界の生産性向上を目的としたVectorworksユーザー向け学習コミュニティ VECTOR PRO を開設。個人の技術向上と企業のワークフロー改善、ソリューション開発に取り組む。Vectorworks歴13年。 Vectorworks 操作技能マスター認定 (認定番号:0917-006)

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