VECTORWORKS ベストテクニック 100

書評

VECTORWORKS ベストテクニック 100 という本を読んでみたので、その感想を残しておきたいと思います。


学校の先生が書いたテクニック集

2018年4月28日発行の書籍で、大学、専門学校の教授、非常勤講師の方が書かれた本です。執筆環境は、Windows10、Vectorworks Fundamentals 2017がベースとなっています。 名前のとおり100個のテクニックが以下の5つの章に分けてまとめられています。

  1. 作図・編集をもっと便利に
  2. マウス・キー操作で効率化
  3. 3D・プレゼンをもっと簡単に見栄えよく
  4. 環境設定・カスタマイズでもっと使いやすく
  5. 外部データとの連携

ページ数は約200ページで、3日で読み切ることができました。学校の先生が書いた本なので、実践的テクニックというよりも生徒からの質問に答えたようなちょっとしたテクニックという感じでした。


スキル不安のある中級者向け

VECTORWORKS ベストテクニック 100 はこんな方におすすめです。

  • Vectorworks Fundamentals 2016、2017、2018 あたりを使用している方
  • Vectorworks Architect 2016、2017、2018 あたりを使用している方
  • Vectorworks の基礎をひと通り学習済みで知識、スキルを向上させたい中級者

教材は無く、順序立てた構成ではないので、初心者向きではありません。他の書籍ではあまり触れられない、スクリプト(VectorScript)について解説されていたのは印象的でした。

上級者からすると知っている内容も多かったので、あまり上級者向きではありませんが、新入社員に質問されて答えられない・・なんていう悔しい思いをしたくない社会人2、3年目くらいの方や、採用は決まったけど実務でスキル不足に頭を悩ませたくないという学生にはおすすめです。

SACO

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Vectorworks 歴13年。『明日から使えるテクニック』をテーマに一般書籍には記載されない、実践的な知識やTipsを発信しています。

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筆者プロフィール: JR東海 建設工事部 建築工事課 にて新大阪駅リニューアル工事を担当。イベント・展示会制作会社を経て、2015年に独立。 あらゆる業界の生産性向上を目的としたVectorworksユーザー向け学習コミュニティ VECTOR PRO を開設。個人の技術向上と企業のワークフロー改善、ソリューション開発に取り組む。Vectorworks歴13年。 Vectorworks 操作技能マスター認定 (認定番号:0917-006)

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