Vectorworksを使っていると『サービスパック提供開始』というお知らせが届くことがあります。初心者の方の中にはサービスパックとは何か、自分に関係あることなのか、わかっていない人もいるかと思います。この記事ではVectorworks のサービスパックについて解説していきます。
サービスパックとは
サービスパック(SP)は、対象ソフトウェアへの修正などをインストール可能な単一パッケージとして配布するものである。マイクロソフトなど多くの企業が、個別のパッチを積み上げ、ある期限が来るとサービスパックとしてリリースしている。パッチを個別に多数インストールするよりもミスが発生しにくく、ネットワーク上の複数のコンピュータに適用することも容易である。サービスパックには番号が振られていることが多く、SP1、SP2、SP3 などといった略称がよく使われている
Wikipedia
これをVectorworksに置き換えると、サービスパックは、Vectorworksへの修正などをインストール可能な単一パッケージとして配布するもの、だということがわかります。
具体的な修正内容
つぎに最近届いた『サービスパック提供開始』のお知らせから、具体的にどのような『修正』が行われるのかを確認してみます。修正内容は下記リンクから確認できます。
Vectorworks 2020 日本語版 サービスパック リリースノート
全部で34項目あります。中には『macOS 11.1 (Big Sur)に対応』というプログラム全般に関わる内容も含まれます。使用しているパソコンで新しいOSが出ても、サービスパックが提供開始されるまではOSのアップデートをしてはいけません。公式のページにも『動作確認前の製品についての動作保証は行っておりません』との記載があります。
サービスパックが提供された際には必ずアップデートするようにし、それに合わせてOSが最適であるかも確認するようにしましょう。