【Vectorworks】シームレスLED器具の作り方(点光源の活用)

光源・照明

コーブ照明やコーニス照明など、建築化照明を表現する方法について紹介します。

今回はこちらの器具を例に進めていきます。
DLライティング 建築化照明 SC3-LEDhttps://www.dnlighting.co.jp/products/id/68

器具をモデリングする

まずはじめに器具をモデリングします。寸法は『納入仕様図面』を参考にしてください。

器具長さ1150のものをモデリングしています。

テスト環境にオブジェクトを配置

シンボルができたら、テスト環境にコーブ照明の環境をつくり、器具のオブジェクトを配置します。寸法は『カタログ P.245(コーブ照明 200mm)』を参考にしています。

コーブ照明 高さ:200mm 奥行き:150 折り上げ:30mm  中心に器具を配置しています。

光源を配置する

次に1灯分の光源を配置します。線光源はノイズが出やすく、レンダリング時間が長いので点光源を使用します。

明るさ:4% 間隔:50mm 距離減衰:リアリスティック

1灯分の調整ができたら、光源をセットにしたシンボルを登録し、3灯並べます。

これで完成です。長さが違うバリエーションを作っておけば、色を変更するだけであらゆる設計に応用することができます。オリジナルシンボルライブラリを用意して効率よく設計を進めていきましょう。

SACO

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Vectorworks 歴13年。『明日から使えるテクニック』をテーマに一般書籍には記載されない、実践的な知識やTipsを発信しています。

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筆者プロフィール: JR東海 建設工事部 建築工事課 にて新大阪駅リニューアル工事を担当。イベント・展示会制作会社を経て、2015年に独立。 あらゆる業界の生産性向上を目的としたVectorworksユーザー向け学習コミュニティ VECTOR PRO を開設。個人の技術向上と企業のワークフロー改善、ソリューション開発に取り組む。Vectorworks歴13年。 Vectorworks 操作技能マスター認定 (認定番号:0917-006)

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